タイトルなし
愛犬がいないから、窓からぼんやり外を眺めてあれこれ思い悩む。
イタリアの忠犬はジャーマンシェパード犬で名前はTommy。
空地に捨てられているところを飼い主だったMaria Margherita Lochiさんに拾われて、
彼女の飼い犬の一匹となった。
Mariaさんは捨て犬を何匹も拾って飼っていたが、とりわけTommyを可愛がっていて、
双方の絆は強かったようです。
彼女とTommyの日課は毎日一緒に近所の教会に歩いていき、ミサに参加することだった。
教会の神父さんの話によると、Tommyはとても行儀が良く、Mariaさんの足元に静かに座っていたので、
他に文句を言う人もいなかったこともあり、教会内に入ってミサに参加することを黙認していたという。
しかし、昨年の11月にMariaさんは亡くなってしまい、
同教会で葬儀も執り行われ、Tommyも参列した。
葬儀の後、TommyはMariaさんの生前の日課と同じく、
毎日同じ時間に教会に通って大人しくミサに参加し、
祭壇の横にじっとお座りしている姿がまるで今は亡きご主人様が戻って来ると信じて
辛抱強く待っているようだと周囲の人の涙を誘っていた。
そのTommyが2013年2月12日に死んだことが分かった。
この2か月というもの1日たりとも休むことなく、祭壇に最も近い最前列に陣取って
礼拝が終わるまで静かに座っていたという。
13歳と犬としては高齢で、病気も患っていたとされる。
犬って3日飼ったら恩を忘れないということを子供の頃聞いたことがあるが
本当にそうだなって思う。
動物って本当に素直ですね。
特に犬は、人間も見習いたいものですが・・・
恩を仇で返すのは人間だけかな?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません