29年3月12日午後3時5分ごろ、京都市伏見区向島大河原の宇治川河川敷で、無線操縦のヘリコプターが墜落し、近くにいた男性が「ラジコンの機体が墜落して草が燃えた」と119番通報。火は約2時間15分後に消し止められたが、河川敷の下草など23ヘクタールが焼けた。けが人はなかった模様。
墜落事故には気をつけましょう。
空を飛ぶものには必ず「墜落」のリスクがつきまとう。
墜落の原因としては
1突然の「突風」
突然の風に煽られて機体が大きく傾き、制御する事が困難になる。
特にドローンは傾きの角度が限界を超えると、ローターが停止してしまう。
2降下時
ドローンは構造上、上昇気流に弱い、そのため「降下時」は注意を要する特に「急降下時」は不安定になり、バランスを崩しやすくなります。突風時と同様に機体の傾きが限界を超えると制御が困難になります。
特に急降下時に発生しやすい「セットリングウィズパワー」で一度起きると制御不能、墜落の危険度が非常に困難になります。回復させるまでにはかなりの高度を必要とします。日本の現状は航空法で高度「150m」に規制されていますから、この現象が発生するとほぼ墜落してしまうでしょう。(150m以上は飛行禁止区域なので150mもアウトです。)
「セットリングウィズパワー」動画
3障害物に接触
当然のことながら、木や建物、人に接触するとで制御不能に陥ります。
4バッテリィー切れ
これも、当然ですがバッテリィーが切れれば制御不能になります。
ドローン機体とプロポ両方のバッテリィーを確認し、余裕のあるフライトをしましょう。
機体はこまめに確認するのですが、プロプが意外と盲点になりやすいです。
自分は、なるべく残量5分以下になったら帰還するようにしています。
コントロール不能が一番怖いですからPhantom4は機体重量が1kg以上ありますから人に当たったら大事故になりかねません。
5電波障害
あたりまえのことですが、ドローンとプロポは電波によってコントロールしています。
そのリンクが切れればコントロール不能となってしまいます。
電波=電磁波
昔、アナログTVのころ違法CB無線で画面が乱れることがありました。いわゆる電波障害です。ドローンの電波はそれほど強くありませんので、電波障害が起きればコントロール不能に陥ることもあります。
また、操縦に使用出来る周波数も限られているため、周波数のことを気にしないで複数のドローンやラジコンを使用すると混信して制御不能になることもあります。
鉄塔の高圧電線からも電磁波が出ています。大きな橋や大きな建物も電波が遮断され電波障害が起きることもあります。
事故に合わないためにも飛行前に、周辺を十分確認しましょう。